国勢調査ミクロデータとの比較による合成人口データの地域粒度別有用性評価

小野寺翔, 村田忠彦, 原田拓弥
計測自動制御学会 システム・情報部門 社会システム部会 第40回社会システム部会研究会, 神奈川県, 2026-09-02

Abstract

実地域を対象とする社会シミュレーションで合成人口データを利用するためには,公開統計との整合性だけでなく,実際の世帯構成をどの程度再現しているかを評価する必要がある.本研究では,平成27年国勢調査ミクロデータを合成人口データと比較可能な形式へ変換し,長野県松本市を対象として世帯構成員の年齢に基づく有用性評価を行う.さらに,市全体で世帯を対応付ける評価と,同一小地域内に対応候補を限定する評価を比較する.その結果,世帯間の年齢差が0である世帯の割合は低下し,比較不能世帯の割合は増加した.また,小地域別評価を大阪府和泉市にも適用し,同様の傾向を確認した.これらの結果から,世帯構造の再現性を確認するためには,自治体単位の整合性だけでなく,小地域単位の整合性を確認する必要があることを示す.

BibTeX

@misc{小野寺翔2026,
  title = {国勢調査ミクロデータとの比較による合成人口データの地域粒度別有用性評価},
  author = {小野寺翔 and 村田忠彦 and 原田拓弥},
  howpublished = {計測自動制御学会 システム・情報部門 社会システム部会 第40回社会システム部会研究会},
  year = {2026},
  month = {09},
  address = {神奈川県}
}