賃金構造基本統計調査に基づく合成世帯集団の労働者への所得の割当て
杉浦 翔, 村田 忠彦, 原田 拓弥
システム制御情報学会論文誌, Vol.32, No.2, pp.70-79, 2019-02
Abstract
本論文では,合成人口の構成員に所得を割り当てる手法を提案する.合成人口とは,家族の構成員の性別や年齢の属性を,実統計に基づいて合成した個票データである.提案手法では,Simulated-Annealing(SA)法を用いて,合成人口の各構成員に就業属性(就業状態,就業形態,産業分類,企業規模)を追加し,労働者に所得を割り当てる.就業属性や所得の割当てには国勢調査の3 種類の統計表と標本調査を用いるが,各統計表で家族類型の集計方法が異なるため,家族類型ごとの労働者数の調整方法を提案する.調整後の統計表に基づいて,合成人口の初期の就業属性を割り当て,SA法を用いて統計との誤差を最小化する.最後に,各個票の性別・年齢・就業形態・産業分類・企業規模に応じて所得を割り当てる.合成人口から全産業の平均所得を求めたところ,統計上の所得に対して,?0.8%から 10.3%の誤差で所得を割り当てることができた.
BibTeX
@article{杉浦2019,
title = {賃金構造基本統計調査に基づく合成世帯集団の労働者への所得の割当て},
author = {杉浦 翔 and 村田 忠彦 and 原田 拓弥},
journal = {システム制御情報学会論文誌},
volume = {32},
number = {2},
pages = {70-79},
year = {2019},
month = {02},
publisher = {システム制御情報学会},
doi = {10.5687/iscie.32.69}
}