出生コーホートを考慮した日本全国の仮想個票の合成

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概要

本研究では親の生年別,出生時の親の年齢別,出生数の統計表である出生コーホートを用いた仮想個票合成手法を提案する. 従来手法では親子の年齢差の統計表として,ある年に出生した0歳の子とその親の年齢別に集計された統計表から年齢差を計算し,全ての親子に対して適用していた.そのため,現実社会と異なる傾向をもつ仮想個票が合成される恐れがあった.本研究では,出生コーホートを用いることで親の生年ごとの出生の傾向を反映した仮想個票を合成する手法を提案する.