賃金構造基本統計調査に基づく世帯合成人口の労働者への所得データの割当

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論文情報

  • 著者:杉浦 翔,村田 忠彦,原田 拓弥
  • 会議名:計測自動制御学会 システム・情報部門 学術講演会 2017
  • 発表日:2017-11-26
  • 記述言語:日本語
  • 発表形態:口頭発表

概要

本研究では,Simulated-annealing(SA)法を用いて合成した世帯集団データに所得を割り当てる手法を提案する.所得の割当てに必要な属性(就業状態および産業分類)を,3種類の統計データに基づきSA法を用いて割り当てる.提案手法では,まず各統計データの対象とする労働者数の調整処理を行う.その後,性別・年齢・産業分類に基づき所得を割り当てる.提案手法の結果と,賃金に関する統計データの平均所得とを比較したところ,就業形態の影響が大きいことがわかった.